【潜入取材】 まんしゅうきつこ氏、 ヨッピー氏、 サウナーヨモギダ氏 サウナを愛する3人のスピーカーが、渋谷でサウナ愛を語り尽くす 「混浴サウナ放談」

サウナ好きの中で、この3人の名前を知らない人はいないだろう。5月22日に記念すべき単行本第1巻を発売した「湯遊ワンダーランド」の著者、 まんしゅうきつこ 氏。銭湯神の異名をもつ超人気ライター、ヨッピー氏。年間700回サウナに入り多くのメディアにも出演している、 サウナーヨモギダ 氏。この3人がサウナ愛を語り尽くすイベントが、東京都渋谷のLOFT9で行われた。

サウナ好きが一堂に集まり、会場はテーブルを置くスペースがないほどに。

一般的なサウナイベントは、サウナ施設などで行われ、トークショーや座談会、男性専用施設の女性解放などが実施される。イベントの最中、参加者とサウナに入るのが定番となっているのだが、今回のイベントは一切サウナに入らない。
まさにトークだけのイベントなのだ。しかし、そんな非サウナなイベントでありながら、入場者は超満員。会場となった渋谷LOFT9はイベント時に飲食しやすいように本来はテーブルを設置しているのだが、来場者が多すぎてテーブルを撤去。文字通りサウナのような熱気で会場は包まれた。

女性サウナならではの出来事をどんどん暴露。 まんしゅうきつこ

イベントは、サウナに特化した一問一答形式で、サウナによくあるネタや、自分なりのエピソードを語るスタイルで進行していったが、その中でも人気マンガ家 まんしゅうきつこ 氏が、女性サウナならではの出来事を軽快に暴露していった。ヌシと呼ばれるサウナ室を仕切る常連のような存在との交流が、まるでエキセントリックなものなのだ。経験人数を聞かれた。下の毛を剃っている女の子を見つけては叱り倒すヌシがいた、など。自身が下の毛を剃ってサウナにいった時に、ヌシに怒られたなど、赤裸々な体験も語り、来場者の驚きと笑いを誘った。

明るく軽快なトークの中にも、ズバリ本質を射抜く。 ヨッピー

ライターとして絶大な人気を誇る ヨッピー 氏は、放送禁止ギリギリのラインをどんどん切り込んだトークで会場中を湧かせた。「サウナの好きなところはどこですか」という質問に対し、「みんなフルチンで上下関係がないところ」とどストレートな意見。「サウナでの嫌いなマナー問題」については、「マナーマナーとうるさいのがマナー違反」と本質をつく意見で改めてマナーについて過度に指摘するスタンスに警鐘を鳴らした。常に明るく軽快なトークの中にも、ズバリ本質を射抜く意見が多く、来場者は笑顔と真顔が交差する時間だった。

個性的な2人を完璧にエスコート。まさに名司会。 サウナーヨモギダ

まんしゅうきつこ氏、ヨッピー氏 と超個性的な2人を見事なまでにエスコートしたのは、年間700回サウナに入り、全国のサウナに精通している サウナーヨモギダ氏 サウナーヨモギダ氏 は、サウナに対する敬意が厚く、また常にサウナ室でも紳士な対応をしてくれているため、サウナ施設やサウナ好きからとてつもない人望を得ている。2人の意見を引き出しながらも、「サウナに入るときは水風呂から始まり水風呂で終わる」、「サウナに行き過ぎて体温が上がり冬でもコートを着ない」、など、まさにサウナフリークならではなの意見をぶつけ、イベント全体を大いに盛り上げた。

最後はとてつもない大盤振る舞い。30分以上にわたる大抽選会

今回のイベント、とりわけ目立ったのが、豪華すぎる抽選会。なんと人気サウナ施設13軒が、入浴券や宿泊券、オリジナルグッズなどを商品として提供してくれた。登壇者のヨッピー氏からケロリンの桶とサウナしきじのタオルをプレゼントとして協賛されるなど、ファンの心を掴む抽選会となり、ほとんどの来場者が何がしら今回のイベントのお土産を得る形となった。

サウナに入らないサウナイベント。時間にして3時間にもわたるトークイベントとなった。来場者は口々に、「このあとどこかのサウナに行こう」「話を聞いているとサウナに行きたくなった」と発し、イベントの熱が冷めやまないまま、都内のサウナへと足を運んで行った。

サウナのサブスクリプションサイト「サウナタイムパス」