トップサウナーインタビュー2 サウナへの愛と敬意 サウナーヨモギダ氏

サウナ界を牽引する有名サウナーの方々に、サウナへの熱い想いをインタビューする「トップサウナーインタビュー」 第2回目は、年間サウナ浴数がなんと700回にものぼるという、サウナーヨモギダ氏。年間700回サウナに入る秘訣を聞いているうちに、ヨモギダ氏の熱いサウナへの想いと独自の哲学をうかがうことができた。

サウナ施設では欲張らないこと。これが年間にしてたくさんサウナに行けるようになるための、一番のアドバイスですね。

今日はどうぞよろしくお願いします。(サウナーけた)
どうぞよろしくお願いします。(サウナーヨモギダ氏)

- まず、多くのサウナーが一番知りたいことを最初におうかがいしますが、サウナに年間700回もどうやって行くんですか?

朝と夜に必ず行きます。サウナによく泊まるのですが泊まった時は朝入れますよね。泊まらなかった場合は、始発などで朝早起きしてサウナに行きます。

- 夜はともかく、朝にサウナに行くのは大変じゃないですか?

早起きして、ちょっと仕事の前にカフェとかに行く方、最近多いじゃないですか。朝活みたいな。そんな感覚で朝のサウナに行くんですよね。

- 朝にサウナに入って、日中の仕事とか集中してできますか?

ぼくは出来ますね。よく朝サウナに入ると日中疲れるという人多いじゃないですか。ぼくは全くそんな感じがしないんですよね。逆に朝サウナに入ると、完全に回復するような感じになります。

- 朝のサウナの入り方と夜のサウナの入り方って違うんですか?

全然違います。朝はサウナ室にいる時間を極力短くします。必要最小限、時間にして5〜6分ほどです。朝からがっつりサウナに入ると、ちょっと日中疲れが出てくるかと思います。サウナ室にいる時間が日中の疲労に直結するので。ただ水風呂は、普通の時間かちょっと長めに入ります。そして、水風呂後の休憩はほぼしない。しっかり休憩するとリラックスモードに入ってしまうので。もし休憩する場合は、立ってしますね(笑)

- それはすごいですね……。朝のサウナは施設にどれくらいの時間滞在するんですか?

短い時で30分くらいです。夜もそんなに長く入りません。ぼくは毎日サウナに行っているので、基本的に欲張らないようにしています。昔は元を取ろうと随分長くサウナ施設にいましたが、逆によくない。サウナ施設では欲張らないこと。これが年間にしてたくさんサウナに行けるための一番のアドバイスですね。

サウナにこれだけ通って起きた身体への変化は、やっぱり健康面ですね。病気や風邪など滅多にないです。
健康診断もほぼほぼオールA

- サウナに年間700回通っていると、何か身体への変化や私生活で変わったことなどありましたか?

これだけサウナに入っていると気がついたら平熱が37度を超えるようになってたんですよ。なんか常に微熱みたいな(笑)ただ平熱が高いとやっぱり健康ですね。病気や風邪など滅多にないです。健康診断もほぼほぼオールA。身体の調子がいいから、いろんなことに集中して取り組めます。

- ずっと気になっていたのですが、肌ツヤ相当いいですよね。それもサウナ効果ですか?

ありがとうございます(笑)。自分ではよくわからないですが…。よく言われることがあります。確実にサウナのおかげですね。あとは、ものすごく寒さに強くなりました。サウナにこれだけ入るようになって、コートを着なくなりました。真冬にスーツを着る時も、シャツにジャケットだけで、コートはもちろんベストなども着ません。経済的ですね。(インタビューの日は、東京に記録的大寒波が来た日であって、外は雪が降り積もっているのに、ヨモギダ氏はパーカーにデニムのライダースだけで来られた)

サウナを大切にする、ということは、たくさんそのサウナを利用するということです。たくさん利用してその施設が維持できるようにしてほしい

- 日常生活の中で本当にたくさんサウナに入っているヨモギダさんより、このインタビューを見てくれている方達にアドバイスなどありますか?

アドバイスというのもおこがましくて恐縮ですが。。。サウナに入るとみんなが平等なんです。なので、サウナ室では謙虚に奥ゆかしく振舞うことが大切だと思うんですね。外の上下関係は、サウナには持ち込まない。それが鉄則だと思います。
あと、初めて行くサウナに関してですが、先入観は持たないようにすることが大切ですね。どうせここはこういうものだろう、ここのサウナはここがよくてここがダメだろう、そういう先入観を捨てることって大切だと思うんです。先入観を捨てるということは、サウナを受け入れるということ。受け入れる気持ちなしにサウナに行くと、色々不満が出てきて、満足できない場合が多いです。なのでサウナを受け入れる心を持ってサウナに入るようにしています。
よくサウナを、ここはダメだとか批評する人がいますが、それは「サウナが自分を何がしら施しをしてくれるもの」と思っていると思うんです。サウナは魔法の箱ではないので、なんでもしてくれるという過度な期待は持ってはいけないと思います。

- なるほど…。それは深いですね。サウナに対する謙虚な気持ちが大切なんですね。

はい。敬意が何より大切です。
あと、声を大にして言いたいのは、自分の身近なサウナを大切にして欲しいです。ぼくもやはり大切にしているのは、自分の近所のサウナです。

- いわゆるホームサウナですね。サウナを大切にする、というのは具体的にどういうことでしょうか。

たくさんそのサウナを利用するということです。たくさん利用して、その施設が維持できるようにする。ちょっと悪いところがあれば、お店の人にこっそり教えてあげる。そうやって、ずっとサウナが維持できるようにするのです。全ての人にとって、一番いいサウナは近所のサウナだと思うんですね。ぼくもそうです。近所は愛着がありますし。
だからこそ、 地方のサウナに行った時は、そのサウナを地元の人が愛しているということを忘れないで行ってほしいと思っています。

日頃は精神や気持ちに囚われることでも、サウナ室では感覚に囚われるようになると思うんですね。皮膚で感じる温度などの感覚。言語化されたものから、言語化できないもの。

- 今からサウナを好きになる人たちに、知っておいて欲しいことなどありますか?

サウナに対する敬意を忘れないで欲しいと思います。使わせてもらっている、という想い。そういったことを忘れないで、いろんなサウナに行ってほしい。
その敬意を表す一番簡単な方法としては、サウナ施設の従業員の方達をリスペクトすることです。ぼくはサウナ施設に行くと、必ず従業員の方に「ありがとうございます」と挨拶をします。
あとは、人をよく見てほしいなと思います。他の人がサウナを快適に使えるように。他の人がサウナからあがるときは、ちょっと体を避けて通りやすくするとか、些細なことですが、そういったマナーなどはとても大切だと思います。

- まさにサウナへの敬意ですね。そのような人たちがもっと増えれば、本当にサウナは快適なものになるかと思います。
また、サウナが好きで、サウナにたくさん通っているサウナーの皆さんにお伝えしたいことなどありますか?

最近は、温度とか湿度とか換気とか、空間のスペックにとらわれている人が多いのかな、と思います。それも大切なんですが、それはサウナ室に入ればすぐにわかるものです。サウナには、とても大切な軸がもう一つあって、それは「時間」だとぼくは考えています。サウナは瞬間でわかることではなくて、時間を過ごすことによってわかることだと思うんですよね。これはあくまでぼくの持論なのですが、いいサウナ室では時間の概念が変わるんです。日頃は精神や気持ちに囚われることでも、サウナ室では感覚に囚われるようになると思うんですね。皮膚で感じる温度などの感覚。言語化されたものから、言語化できないもの、感覚的なものにどんどん変わっていくと感じています。こういったものって、時間が経たないとわからないことですし、それが何より大切だと解釈しています。
サウナは「体験」ですので。情報よりも「体験」を大切にしてほしいと思います。

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