「オアシスサウナ アスティル」 サウナ銘店探訪5 闘う男の都会のオアシス

全国のサウナ銘店を紹介する人気企画、サウナ銘店探訪。第5回目は、東京都は新橋駅からすぐ、抜群のアクセスを誇る「オアシスサウナ アスティル」 サラリーマンの聖地と謳われるここ新橋で、常に闘い続ける男たちの心と身体を癒してきたアスティルの人気の秘密を探った。

心の悩みと身体の疲れを癒す、まさに闘う男のためのサウナ。

ストレスの多い現代社会。仕事で辛いことがあった。先々のいろんな心配事。人間関係。働く男たちにとって、色々悩みは尽きない。そして、休むことなく闘い続けていると、心もそうだが、もちろん身体も疲弊してくる。そんな毎日闘う男たちにとって、休息と充電は必要。アスティルは、数ある都内のサウナ施設の中でも、この「心身を癒す」という点に関してはとても機能的である。そのポイントをいくつか紹介したい。

ポイント① 薄暗く、テレビもない静かなサウナ室。一切の情報から遮断され、ゆっくり自分と向き合うことができる。

アスティルのサウナ室は、85℃ほどの高温に、すぐに発汗できる高い湿度、いわゆる高温高湿のサウナ室。サウナ室に入ってすぐにわかるのが、驚くほど静かなのである。テレビがない、ほのかな灯り、うっすらと聴こえるヒーリングミュージック。ここでは一切の情報から遮断され、ゆっくり自分と向き合うことができる。いろんな心の疲れを、一時的に忘れることも癒しだが、向き合う時間を作るのも癒し。なかなか孤独になる時間が作れない現代だからこそ、そういう時間が必要なのかもしれない。なお、15分に1度、サウナストーブめがけて自動的に水が滴る「オートロウリュ」があるのもこのサウナ室の魅力。

ポイント② 滝から流れる神秘の水風呂。サウナ室での火照りを確実に冷ましてくれる。

アスティルの水風呂で驚くのが、まずは雰囲気。青いライトに照らされ、水面が幻想的に揺れている。そして水風呂の壁面が滝になっており、そこから水風呂めがけてさらさらと水が流れてくる。水面に映る光と滝。その神秘的な情景が心を落ち着かせてくれる。そしてこの水風呂、なんとチラー(水風呂の温度を冷やす冷却装置)が2台も仕込まれているのだ。一般的なサウナ施設ではチラーは1台だが、循環水を冷やすチラーと、足し水を冷やすチラーの2台が仕込まれている。このダブルチラーのおかげで、どれだけ水風呂が混雑しても、外の気温がどれだけ暑くても、水温を大きくぶらすことなく、確実に火照りを冷ましてくれる。

ポイント③ 絶妙な角度と温度と硬さと大きさ。居眠り者が出てしまうほどの快適なリクライニング、「テルマベッド」

サウナ室で自分と向き合い、水風呂で心と身体を鎮める。そして仕上げの休憩スペースで、アスティルは癒しの真価を発揮する。一般的にサウナ施設の休憩スペースにある椅子やベッドは、樹脂や木材でできた物が多いが、アスティルの椅子、ベッドは「陶器」でできている。その中でも特にサウナーの心と身体を癒し続けているのが、陶器のリクライニングチェア、「テルマベッド」だ。このテルマベッドは、人の体温に呼応するようにじんわりベッドが温かくなるので、休憩中に身体が冷えない。また、腰の曲がり方から脚の上がり方まで、まさに絶妙な角度なのだ。あまりにものテルマベッドの居心地の良さゆえに、2台しかないベッドの競争率がかなり激しい。

静かなサウナ室、幻想的な水風呂、そしてテルマベッド。サウナの基本である、サウナ→水風呂→休憩。この流れにさらなるこだわりを加えることによって、より効果的な癒しを実現しているアスティル。そんな心と身体を癒す仕掛けが多いアスティルは、闘う男たちにとって、まさに都会のオアシスなのであろう。

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