サウナーから羨望の眼差し。 TABI LABOが福利厚生に「サウナ補助制度」を導入

サービス名の名の通り、まるで旅するように世界中の魅力的な情報に気軽に触れることができるライフスタイルメディア「 TABI LABO 」2000年代に成人を迎えるミレニアル世代を中心に絶大な支持を得てきたこのメディアが、なんと福利厚生に「サウナ補助制度」を導入した。その内容、理由、そして想いを、 株式会社TABI LABO 代表取締役である久志尚太郎氏に伺った。

自分と向き合うということは、社会の情報を処理すること以上に大切。そういうきっかけを与えたかったんです

まず、今回の「 サウナ補助制度 」とはどういったものなのか。概要を久志尚太郎氏(以下久志氏)に伺った。

- 久志氏 「とてもシンプルですが、サウナを利用する金額を一定額補助します、というものです。サウナがなくても、温泉や銭湯、岩盤浴などの温浴施設利用でも補助します。サウナの後の食事もとても楽しいものなので、施設内に限りですがサウナ後の食事も補助対象になります

なんて素敵な制度…。そもそも、なぜこのような制度を取り入れようと思ったのか。

- 久志氏 「今風に言うと、マインドフルネスというか…。ようはスマホをオフにする時間というものを作って欲しかったんです。今ってものすごい情報過多の時代。情報が多すぎて、情報が頭に残らないんですよね。処理することで精一杯で、メモライズすることができていない。だから、視覚的情報ではなく、体感を使った体験は今の時代にすごく必要だと思うんです」

たしかに。あまりにも情報が多く、またあまりにも手軽に入手できるために、ただ受け取るだけであって、考えるという機会が圧倒的に少なくなっている気がする。

- 久志氏 「自分の内面と向き合うという時間がほとんどないんですよ。外からの情報を処理するという時間はよくあるんですが、内面からの心の声を聞く、自分と対面するという時間が少なすぎて、とてもアンバランス。自分と向き合うということは、社会の情報を処理すること以上に大切。そういうきっかけを与えたかったんです」

情報を遮断して、考えるという機会は、きっかけを提供されない限りなかなか作ることができない。クリエイティブな職種であるTABI LABOは、より自分と向き合う時間が貴重とのこと。

- 久志氏 久志氏「ちなみにこの補助制度の利用率は80%を想定しています。うちの会社はサウナ好きが多いのですぐに普及すると思います」

社員の80%がサウナ好き。なんて素敵な会社なんだ…

こういうサウナに行ってほしい、もっとたくさんサウナに行ってほしい、と思った瞬間に、押し付けになってしまうんですよ。

サウナ補助制度の概要、きっかけは非常によく理解できた。久志氏はこの制度を使って社員にサウナを好きになってほしい、という狙いはあるのだろうか。

- 久志氏 「ないです。こういうサウナに行ってほしい、もっとたくさんサウナに行ってほしい、と思った瞬間に、押し付けになってしまうんですよ。別に絶対にサウナに行ってほしい、というわけではない。ただ、サウナはとても良いから行ってみなよ、という思いだけ。強制するものではないと思います」

清々しいほどにきっぱり。たしかに。たとえ良いものであるといえども、それを強制させたり無理に勧めたりすると、それは押し付けになってしまう。

- 久志氏 「うちの会社のミッションに、覚醒させる、というのがあるんです。結構サウナって覚醒体験だと思うんですよね。見えないものが見えてくる瞬間、感じられないことが感じられるようになる瞬間。そういうものに、サウナって触れられるきっかけだと思っているんです。そのきっかけだけ、提供することができたらいいかな、て思ってます。なので、ぼくは静かでテレビのないサウナが好きなんですよ」

久志氏はどんなサウナ施設が好きなのか。

- 久志氏 「都内以外にも全国たくさんのサウナに行きましたが、とりわけ都内なら練馬区の豊島園 庭の湯とか好きですね。あとは長野県は軽井沢のトンボの湯とか。ああいう感じが好きなんですよね。自然の中にあって、静かで、しっぽり入ることができる。自然と一体化して、森の空気を吸って、あぁ、宇宙と一体化してるなぁ、と思える瞬間が好きです」

今回のこの制度は、サウナに行ってほしい、というより、内面と向き合う時間を作ってほしい、というところが重要ですね。

全国的に見てもかなり珍しいこの制度。スタートして実際の社員の反応はどうなのか。

- 久志氏 「まぁ、まだ始まったばかりですからね…。ただ社員のみんなよりも周りの人たちからの「うらやましい!」という声はよく聞きます。サウナに行くのに補助が出る、それ以上に、施設内に限りですが、サウナ飯まで補助がでる、というのが、かなり羨ましがられているようです」

サウナ好きの一番の悩みはサウナにかけるお金とよくいわれる。ゆえにこのような制度は絶対的にありがたい。

- 久志氏 「今回のこの制度は、サウナに行ってほしい、というより、内面と向き合う時間を作ってほしい、というところが重要ですね。ぼくも、たまにSNSとか見てたらとても気持ち悪くなるんですよね…。なんだかみんなリア充すぎて。そういうの見て焦る人も多いじゃないですか。もっとこうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないって思って。べつに今に始まったことじゃないですけど日本社会ってそういうの本当に多いですよ。なんだか、もうそういう外のことってどうでもよくない?って思ってほしい。夏休みにSNSのために海の写真を撮りに行くなら、きちんと自分と向き合う時間を作ってほしい。情報やSNSにのまれて虚無感を感じたりするのは、現代の深い病かもしれないですね。外からの情報にやられるのではなく、内から向き合って強くなってほしい。サウナはそのきっかけですね。だって、良いサウナ入って、その後サウナ飯食べたら、大体のことはもうどうでもいいじゃないですか」

福利厚生に「サウナ補助制度」。 とても革新的で独創的。サウナ好きが多い会社であるからこそ、実現できたこと。一見そのように思えるかもしれない。しかし、その 目的の真髄は、ただサウナを好きになってもらうということではなく、自分の内面と向き合い、自分を取り戻してほしいという、久志氏からの社員全員への願いとメッセージ の現れなのだろう。このようなきっかけを積極的に与えてくれる会社 TABI LABO 。やはり、うらやましくて仕方がない。

TABI LABOサイト: https://tabi-labo.com/

TABI LABOコーポレートサイト: https://tabilabo.co.jp/

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