深く広く、二人の大人が大の字になって浮遊してもなお余裕があります。実際、脱力しきった状態でプカプカ浮いている人もおり、時々ぎょっとさせられます(笑)。
天井から絶え間なく降り注ぐ天然水の飛沫のきらめきには清涼な透明感があり美しく、水質の良さを感じさせます。
一見、内湯だけで外気浴スペースがありません。せっかく山の中の良い環境なのに・・・ と残念に思っていましたが、何度か通っているうちに外気浴をできるスペースがあることに気が付きました。男湯の場合、わかりづらいですが、脱衣所の洗面台とロッカーの間の扉から外に出ることができます。そこには喫煙所があり、ベンチも設置されています。他のお客さんが吸うタバコに抵抗がなければ、ここで寛ぐことが可能です。注意としては、病院の待合室の椅子のようなベンチですので、体をよく拭いて、パンツを履いて座りましょう。濡れたまま座るのは椅子が痛みますし、裸で座るのは他の人から見るとちょっと気分が良くない。
ここでは降り注ぐ木漏れ日と吹き抜ける森の風を全身に浴びることができます。この外気浴スペースを知っているのと知らないのとでは、この施設の評価は全く違うものになるでしょう。
サウナ室目の前で導線完璧。でかい浴槽で普通のお風呂と勘違いして入ってびっくりしてしまう。
サウナ目当てで訪れる場合、留意しておいていただきたいことがあります。初見だとちょっとわかりづらいのですが、このお店はストーンサウナ及び水風呂に入るためにはロイヤルコースを選択する必要があります。するとバスタオルを貸してくれるので、それを腰に巻いて浴室の階段を登り、ストーンサウナに入ることができるようになります。そのバスタオルを持たないで2階エリアに入ると注意されて退去させられます。
またストーンサウナはバスタオルを腰に巻いて入ることが義務付けられており、サウナ室の清潔な環境が保たれています。紳士的サウナーからするとたいへんありがたい心遣いではないでしょうか。
ロウリュサービスは14時以降に2〜3時間おきで、日に4度です。
温泉の成分が凄い。有馬の金泉のような、濃い褐色の高張性含鉄塩化物泉です。サウナの合間に入浴するようにすると、実によく体に温泉成分が浸透します(そんな気がする)。
サウナ後の休憩としては、広い露天にたくさんのチェアがあり、温泉の香りと相まってとろーんとリラックスすることができます。
またこれは屋内ですが、ストーンチェアに薄くお湯を流している設備があるので、サウナ→水風呂の後にこれを使うと大変ととのいますのでおすすめです。
守口市の街中にある銭湯。塩風呂が面白い。
水風呂では無く、屋外プール。サマーシーズンは温水プールなので27度くらいなので、サウナには適さないが、水シャワーん浴びてからプールに浮かべば最高。
冬は試験的に巨大水風呂に。山梨の天然温度は最高に整う。来シーズンも是非お願いしたい。
たくさんのバラエティ豊かな浴槽があり、ドライサウナ・塩サウナ・水風呂・休憩スペースも揃っています。さらにこの施設で特筆すべきは岩盤浴の種類の多さ。アイスサウナを含め、6種もの室があります。サウナに飽きたら岩盤浴、岩盤浴に飽きたらサウナという具合に、一日中汗をかきまくることができます。
さてこの施設には、上記のサウナの他にロウリュサービスのあるストーンサウナがあるのですが、それが岩盤浴の一室扱いになっています。岩盤浴は混浴なので、館内着を着てサービスを受けることになります。そのためロウリュの後に水風呂に直行できず、毎回フロアを移動し、更衣室で服を脱ぎ、浴場の水風呂に向かわなければなりません。この点がサウナーとしては少々面倒なところではあります。とはいえ、何度も通っているとその工程にも慣れてさほど苦にはならなくなります。
休憩については、露天にチェアがありますが、個人的にはリクライナー風呂がおすすめです。これは露天にある、半分体を起こせる、薄くお湯が流れる浴槽です。寝湯に似ていますが、寝湯よりも体勢が楽です。
ぬるめの方の水風呂は、しお清泉という塩分濃度の濃い冷泉です。サウナ好きからするとぬるい水風呂は敬遠しがちですが、ここは不思議とぬるめの方に向かってしまいます。まるで胎内回帰したかのような、非常に落ち着くクールダウンタイムを体験できます。
載せて頂けるか分かりませんが、この言葉に集約します。
「日本サウナ界のサグラダファミリア」
理由は、
良いのです。
仕掛けて、サービスも受け手からも充分。
ただ施設側はそうは思っていなさそう。
出来たものが、未ださらに出来ると、
これでも未だ未完の大器。
そう感じました。
私ならどうすれば、ということは
存じません。
今でも素晴らしいことは確かですから。