テレビは消されていて、誰もテレビを点けるよう要求しないので普段から消されたままと思われる。照明も減らされているのはテレビと共に電気代削減のためだろうけれど、経営側の意図とは離れてほの暗く静かな居心地のいいサウナになっている。90℃弱の室温ながら程よい湿気で体感的にはもう数℃高く、みるみる肌の汗粒が大きくなっていく。
高温カラカラでみるみる鼻の中がヒリヒリ、指先はジンジンしてくる。鼻呼吸が痛くて口呼吸をすると今度は喉が痛くなる。うっかり鍵カバーからロッカーキーをはみ出させていたら火傷の恐れがあるので要注意。しかし、団体客が集団行動で扉を開ける時間が長くなったりするとすぐに10℃くらい下がってしまう。下段になると熱いまま痛みだけが和らぐ印象。あえて下段でじっくり汗を出すのも悪くない。テレビ窓下に掲示されている「われらサウナ人」もぜひご一読を。(字が薄くてかなり読みづらいですが)
とことん高温、とことんドライ。昔気質の頑固オヤジのようなエアー感。室内の温度計は110℃を差している。壁の12分計はいつ来ても止まったまま。砂時計かテレビの時間表示でペースを作る。薄暗い照明とログハウスっぽい壁材が北欧感を演出。ストーブ脇に設えた石造りの坪庭に店主の遊び心を感じる。