入浴料 | ¥1,600 |
入浴料22:00以降 | ¥1,000 |
朝風呂(日曜日6:00~9:00) | ¥500 |
フリコメは偶然発見したお宝について。お宝の場所は2階のマガジンラック。お宝は古雑誌の中に紛れ込んでいたケーブルテレビの加入者向けに配られている冊子。巻頭に大垣サウナの記事があって、2016年12月の記事だけど内容的にはまったく古くなく、むしろ新規客が増えている今の方が価値は高まっている。マグ万平さんの動画と併せて読まれることをおすすめ。亡き先代社長、正国さんの顧客愛、施設愛、サウナ愛、そして現社長のママさんが語るエピソードに見える夫への愛、さらに常連客の施設愛。わずか3ページの記事に詰め込まれたさまざまな愛に感涙必至。名古屋のお嬢様が親が決めた縁談に従うままに正国さんに嫁いで、それまで外で働いた経験がないのにいきなりサウナ施設の接客をしたりと、すごいことをさらっと語っていることに始まり、興味深いエピソードが目白押し。現在の建物に変わった時に「そんなに儲けなくてもいい。亡くなった時にいい人だったねと言われるように過ごそう」という言葉に胸が熱くなり、正国さんの最期の言葉「絶対に店は休むな。お客にも業者にもいうな」、夫亡き後、やめようとしたママさんへの「やめたらあかんよ」「俺らはどこ行くんや」という客の言葉に涙腺決壊。ここで全てを紹介することはできないのでぜひ大垣サウナに行って実際に読んでほしい。いや、全てのサウナーが絶対に読むべき。
フリコメは偶然発見したお宝について。お宝の場所は2階のマガジンラック。お宝は古雑誌の中に紛れ込んでいたケーブルテレビの加入者向けに配られている冊子。巻頭に大垣サウナの記事があって、2016年12月の記事だけど内容的にはまったく古くなく、むしろ新規客が増えている今の方が価値は高まっている。マグ万平さんの動画と併せて読まれることをおすすめ。亡き先代社長、正国さんの顧客愛、施設愛、サウナ愛、そして現社長のママさんが語るエピソードに見える夫への愛、さらに常連客の施設愛。わずか3ページの記事に詰め込まれたさまざまな愛に感涙必至。名古屋のお嬢様が親が決めた縁談に従うままに正国さんに嫁いで、それまで外で働いた経験がないのにいきなりサウナ施設の接客をしたりと、すごいことをさらっと語っていることに始まり、興味深いエピソードが目白押し。現在の建物に変わった時に「そんなに儲けなくてもいい。亡くなった時にいい人だったねと言われるように過ごそう」という言葉に胸が熱くなり、正国さんの最期の言葉「絶対に店は休むな。お客にも業者にもいうな」、夫亡き後、やめようとしたママさんへの「やめたらあかんよ」「俺らはどこ行くんや」という客の言葉に涙腺決壊。ここで全てを紹介することはできないのでぜひ大垣サウナに行って実際に読んでほしい。いや、全てのサウナーが絶対に読むべき。
大垣のような小都市で、基幹産業の繊維の衰退の影響も受けたであろう厳しい環境で、こんな名施設を世代交代しながら支えてきた歴代常連には感謝の言葉もない。営業しているのは2階までで3階から上は住居。現在の建物になって40年近くになるそうだが、隅々まで整理整頓清掃清潔の4Sが徹底されているためくたびれた印象は皆無。過剰、不足、無駄なものは何一つなく、壁に掛かる絵画はもちろんカレンダーや掲示物まで吟味されていて視覚的なノイズとなるようなものは一つもない。また、客もそれに応えて大切に利用していて、破損や汚れ、喫煙所の絨毯の焦げ跡に至るまで極小。清潔さに並々ならぬこだわりを持っていた亡き先代社長の思いは今も従業員だけでなく客にも受け継がれている。先代社長を知らない私も客の一人として恥ずかしくない振る舞いを心がけたい。
体感13℃くらい。じゃばじゃばと足された足し水。常時オーバーフロー。入った瞬間明らかにいいとわかる水質。しきじに勝るとも劣らない水風呂。
ずっと温度は変わっていないけれど、半年前のような鼻の中が乾いてヒリヒリする感じは薄れた。100℃超えの熱に慣れたのもあるけれど、夏になって湿度が高くなった影響もあるのかもしれない。ストーブ脇の一人用ベンチは桶を置くのにちょうど良さげだけど、昔はロウリュもできたのだろうか。この半年の間に人気施設へと成長して客も増えたけれど混雑時の温度低下は抑えられ、110℃を切ることはあまりなくなった。休日ではなかなかないけれど、空いている時に110℃台後半まで上がって、水風呂との温度差100℃が実現することも。
高温カラカラでみるみる鼻の中がヒリヒリ、指先はジンジンしてくる。鼻呼吸が痛くて口呼吸をすると今度は喉が痛くなる。うっかり鍵カバーからロッカーキーをはみ出させていたら火傷の恐れがあるので要注意。しかし、団体客が集団行動で扉を開ける時間が長くなったりするとすぐに10℃くらい下がってしまう。下段になると熱いまま痛みだけが和らぐ印象。あえて下段でじっくり汗を出すのも悪くない。テレビ窓下に掲示されている「われらサウナ人」もぜひご一読を。(字が薄くてかなり読みづらいですが)
110℃の高温サウナ。2度目、3度目にサウナ室に入ると、乾いた高熱の熱波を感じる。テレビ向かいの最上段がおすすめ。汗が乾くほどのカラカラ系はまさに昭和ストロング。
夏になって体感温度がわずかに上がったように感じたがキレ味は健在。澄み渡った水に浸かって床に描かれる美しい波紋をぼんやり眺めるといつまでも水風呂から出られなくなってしまうのも半年前と変わらず。浴室に入って水の匂いが鼻に入ってくるとそれだけでととのうことも。ステップと手前側の底が滑り止め仕上げをされていて、勢い余って転倒しないようとの細やかな配慮が嬉しい。他施設ではこういう配慮は意外に見ない。
水質に定評のある水風呂に共通する「いつまでも入っていたい水風呂」。冷たさの伝わり方が穏やかなため、ぬるいと錯覚しそうになる。常連はほとんど汗流しをしないが、オーバーフローで汚れが押し流されるからか、常に澄み渡っている。オーバーフローした水が床に波紋を描いて流れていくのが美しい。