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源平合戦で焼失した東大寺の大仏殿を再建するため、材木供給地となった周防国(山口県)に入った重源(ちょうげん)上人が建てた当寺にある石風呂。現在使用されているものは昭和に建造されたものですが、石風呂の伝統は鎌倉時代から続くものです。毎月第1日曜日の体験会で入浴可能で、地元の人を中心に多くの人でにぎわいます。薪で石室を熱し、消火後に灰を取り出し、中に薬草を敷き詰めた上にムシロを敷いているので、室内ではスモーキーな香りと薬草の匂いが鼻をくすぐります。横になると全身が温かく包まれ、湿度も低いので息苦しくなく、長時間入ることができます。日本の古式サウナが体験できるお寺ということで、まさにサウナの聖地といえるのではないでしょうか。
室内はつめて座れば8名ほどが定員。入浴時間直後は室温が約140℃で、時間が経過すると室温は低下していきます。着衣での入浴なので、汚れてもいい服や熱に強い繊維のものを持参する必要があります。顔に巻くためのタオル等もあればいいでしょう。高温・低湿で、ほのかに薬草と薪の匂いがし、長時間入ることができます。
大人入浴料 | 390円 |
防府市民の憩いの場・桑山公園にほど近い場所に温泉銭湯。レトロな外観と内装は歴史を感じさせます。放射能泉の源泉を利用したラドン・スチームサウナは狭い造りで、常に蒸気が発生し、熱が体に浴びせられます。石鹸やシャンプーが浴場内にないので持参か購入の必要があります。スチーム派の人には観光の帰りなどにおすすめです。
大人入浴料 | 740円 |
防府市中心地から少し離れたところにある、天然温泉を利用したスーパー銭湯。サウナ室は入口が二重扉で、25人は入れるであろう5段がけのスタジアムサウナ。正面にはテレビがあり、その両側に遠赤外線ストーブがあります。湿度もほどよく、気持ちよく発汗が可能。水風呂も十分な広さと深さで、冬で20℃と若干ぬるめながらも、長く浸かることができます。ととのいイスも内湯に2つ、露天スペースに3つと申し分なし。食事処もあってリフレッシュできる施設です。
大人入館料 | 600円 |
山口県を代表する景勝地・秋吉台のすぐ近くにある温浴施設。希少なトロンサウナに加え、スチームサウナも備えていて複数のサウナが楽しめます。水風呂はないものの全身に冷水を浴びることのできるシャワーがあり、しっかり冷却が可能。露天スペースは広々として開放的、訪問日はあいにくの雨天でしたが、夜はおそらく満天の星空の下で外気浴ができるでしょう。宿泊もできるので、泊まって夜と朝二度のサウナを楽しみたいものです。
大人入浴料(サウナなし) | 410円 |
世界遺産となった萩城下町から離れ、清流・阿武川に沿った、ダムの近くにある当施設。周囲は川と山の木々に囲まれた秘境で、全浴槽に非加温の源泉を注ぐ、温泉好きにはたまらない施設。追加料金が必要なサウナは露天スペースにあり、対流式の低湿サウナ。水風呂は同じく露天で、水道水常時放流と源泉(温度約32℃)かけ流しの2つがあり、様々な温冷交代浴が楽しめます。空気もきれいに澄んで心と身体の掃除ができる施設です。
水風呂は2つ。1つは水道水の常時放流で、冬季は17℃程度で1~2人が定員。もう一つは約32℃の源泉かけ流し水風呂。冬季は約20℃。温泉の香りとややスベスベの浴感を楽しめます。
大人入浴料 | 570円 |
山口市の南端、入り江に面した山のふもとにある当ホテル。ホテルの日帰り入浴としては格安料金で利用できます。サウナは標準的なものですが、窓があって海を眺められます。水風呂は常時放流のかけ流しなので、きれいな水に浸かることができます。そしてここのセールスポイントは露天スペースでの外気浴。瀬戸内海を望む露天スペースで、晴れた日は青い空と海、日没時には夕日に染まる空と海を眺めながら海風を受けて休憩できます。施設内のレストランでは、特産の車海老を用いた料理や海鮮丼などが振る舞われています。新山口駅からバスも発着するあたりも便利です。
訪問日は露天風呂が岩風呂の方のサウナ室でした。マットがなく、床は木材むきだしのサウナ室。対流式のドライサウナで、少しヒリヒリしましたが、若干の湿度もあり、だんだん心地よい汗をかけました。窓があり、サウナ室からも海が眺められます。
大人大浴場入浴料 | 620円 |
国道2号線から県道30号に入り、有帆川が流れる宇部市北部の田園地帯にある、地域の活性化と交流の拠点である「楠こもれびの郷」にある温浴施設。サウナ・水風呂に際立った特徴はないものの、露天スペースでの外気浴は、のどかな環境の中で穏やかになれる。ウッドベンチに寝そべれば心は平穏そのもの。付属して食堂、畳張りの大広間があり、地元の特産品売り場もあります。旅の疲れを癒したり日常のストレスを忘れるのにぴったりの施設です。
大人入浴料 | 500円 |
JR美祢線の於福駅を降りてすぐ、国道316号沿いにある「道の駅おふく」に併設の当施設。美祢線車両内の利用証明書で100円割引という、乗り鉄サウナーにはうれしい特典。半月ごとに男女入れ替えでドライサウナと塩サウナを楽しめます。ここの特徴は水風呂。非加温の源泉かけ流しで、26℃と高温ながら、なめらかで軽やかな浴感。付近には名水百選に選出された「別府弁天池」や水神公園など水の名所が多く、ここの水風呂も名水です。露天スペースにはイスが3~4つあり、休憩可能。館内には畳の大広間もあり、あがった後にも休憩・睡眠できます。隣の道の駅で食事もでき、お土産も買えるので、観光の途中や帰りに寄るにはピッタリでしょう。
大人 温泉センター(サウナ・露天風呂等7種のお湯) | 1,000円 |
大人 公衆浴場 1時間 | 400円 |
知名度は低いものの、温泉好きからは秘湯といわれる持世寺温泉。カランをひねれば温泉水から硫化水素臭が漂い、温泉情緒があふれます。サウナは1F銭湯とは別に2Fの温泉センターにあり、追加料金が必要。外気浴は3Fの露天スペースに移動しなければならず、イスなどもないのが惜しまれる。しかし、食事・休憩・宿泊もできるので、リラクゼーションの機能は十分。近くの「杉野湯」とともに、温泉・サウナ好きならば一度は訪れる価値あり。
JR、私鉄、地下鉄など山口県の各路線からサウナを検索できます