中学生以上入場料 | 500円 |
鈴鹿市の温浴施設は市街地に集中しているが本施設だけは郊外の畑やビニールハウスが広がる場所にあるのはいかにもJAが経営する施設らしい。敷地内には大規模な農業施設も建つ。客層はほとんどお年寄りばかりで他には混浴できる年齢の親子。ロビーでは昭和の歌謡曲が流れ、2階の大広間のステージではおばあちゃんがカラオケで演歌を熱唱している。こういう雰囲気は好き。開業から25年が経っているのに全く古さを感じないのは大規模な改装をしたのかもしれない。9年前に新設された露天エリアの植木もきちんと植木職人を使って手入れされていたり、施設の維持管理には手間をかけている印象。それなのにJAの潤沢な資金があるからか入浴料金は安い。銭湯にサウナ料金を足した額より安い料金で天然温泉とサウナに入れるのは破格。JAFの会員証を呈示すれば(本人のみ)さらに50円割引される他、JA組合員が年間パスを購入すれば1日当たり190円になってしまう。これなら自宅で風呂沸かすより安いのでは…?当然、人気があって度々サウナの入室待ちや洗い場の空き待ちが発生している。サウナについては動線の悪さや水風呂のぬるさなど厳しいことを多く書かなければならないのがつらい。くれぐれもサウナの印象の悪さが全体の印象の悪さにつながらないことを願う。
上段4人、下段2人で満員の狭いサウナ。浴室を出て脱衣所を横切らないと入れない。後からサウナを新設したのだろうか。濡れた体で脱衣所を横切るわけにはいかないのであらかじめ水分を拭き取るのは当然だが、汗だくの体でサウナ室を出てどうやって浴室に戻るか悩んだ。退室後すぐに水風呂に行かずにざっと汗を拭き取ってから脱衣所の扇風機に当たるのが気持ちよかった。ベンチにはマットは敷かれてなくて、受付で有料で貸し出している。常連客はマイマットを持参しているよう。温度計の値は86℃だが、扉の開閉による温度変動は大きい。でも数字の印象とは裏腹に発汗は良好。BGMは歌謡曲と洋楽がランダムに流れていて、次の曲が楽しみでつい長居してしまった。
温泉の湯温を下げるためには冷泉と井戸水を使っているとのことだが、水風呂はどちらでもない感触。2人しか入れない小さな水風呂。すぐ横を露天エリアへの渡り廊下が通っているためにさらに狭く感じる。隣の浴槽からの温泉の混入はなく、蛇口からの水はそれなりにいい感触も受けるのだが、浴槽が小さくて水量が少ないからか入浴者の体温で水温は上がり気味。でも、地元客は誰もそんなこと気にしていない様子。
大人入浴料 | 550円 |
立派な車寄せを備えた建物の外観に銭湯じゃなくスーパー銭湯だという主張を感じる。かつてのスーパー銭湯ブームの頃は充実した設備やサービスを誇っていたのだろう。しかし、今はすぐ近くにできた花しょうぶに客を取られ、老朽化した設備の更新もままならない状態。玄関の自動ドアが壊れていて手で開閉するようにとの貼紙に不安を感じながら入館。2階への階段は什器で塞がれ、外の看板にあった韓国料理の食堂も営業していない。若い頃のタイガー・ウッズが使用していたクラブやマイケル・ジョーダン、アイルトン・セナらの懐かしい写真にしばし見入ってしまった。浴室に入るとやはり全体的にくたびれた印象を抱いてしまう。でも泉質はすばらしい。これだけは花しょうぶだけでなくクア・ガーデンにも負けてない。湯温を下げるために加水しているとは思えない肌触り。大量に舞う湯の華が育って花の形になるほどの良泉質の温泉にスーパー銭湯の料金で入れる地元の人がうらやましい。反面、サウナは残念ながら温泉並みに高水準とはいかない。露天エリアに出る途中には廃止された塩サウナ。入口と出口が分れた本格的な構造だけに惜しい。遠赤外線サウナも本来の能力が発揮されればかなりのグリル系サウナになると思われるが、経営状態が大幅に改善されて、なおかつ常連客からの要望がないと実現は難しそう。花しょうぶの賑わいには及ばないけれど少なくはない温泉通に支えられている感。
40人くらい入れる広い室内に遠赤外線ストーブ2台が並んでいるけれどサーモスタットが故障しているのか、扉と床の間にマットを挟んで扉を半開きにしてあって温度が上がりすぎないようにしている。温度計の値は88℃。浴室の空気が半開きの扉から入ってくるので湿度は高い。88℃で高湿にしては体感的にはあまり熱を感じない。温度計が設置されている天井近くだけが熱せられて人がいる高さは浴室の空気で冷まされている感じ。しかし、テレビが見えない場所には座らないと割り切って30人分くらいしかマットを敷いていなかったりといったぎりぎりのコストカットを目にしてしまうと現状を責める気にはなれない。常連客にとってはテレビを見ながらのんびり過ごす場所と考えればこのセッティングにも納得。
温泉の湯温を下げるために使用している井戸水と同じと思われるが、顔を洗うと塩素臭とも鉄錆臭とも違うあまりなじみのない匂いをわずかに感じる。チラーを通していないようで、外気温が25℃に達する昼間は水温も上がり気味。底の方に多少冷たい層があるので手でかきまぜつつ羽衣も脱ぐと幾分かは冷たさを感じることができた。外気浴でも身体に水の感覚が残るほどなので水質は悪くないはずなのによくわからない匂いが惜しい。
大人温泉のみ(2019年9月30日(月)まで) | 1,100円 |
大人温泉のみ(2019年10月1日(火)から) | 1,150円 |
F1や8耐で有名な鈴鹿サーキット。地元民にとっては遊園地を中心にしたレジャースポットで子供の頃は誰もが何度も訪れていてもう飽きたという声も…。なお公共交通機関利用の場合は最寄駅よりも白子駅からバスやタクシー利用が便利。浴室に入るとまず100人以上は入れそうな巨大な内湯に驚く。露天風呂は内湯よりは小さいものの、こちらも2~30人は入れそう。洗い場の数が少ないためホテルの宿泊客や遊園地帰りの客が入ってくる夕方以降は空き待ちで混雑するとのこと。親子で利用する施設なのに中学生からでないとサウナに入れないルールなのは疑問。でも数人の小学生が大人に混じって意外に我慢強く入っていた。熱いけれど息苦しくないサウナと入るのに覚悟がいらない水温の水風呂はサウナのファーストステップに向いているかもしれない。無理はせずサウナの気持ちよさを知って将来のサウナーへと育ってほしい。
L字に2段のベンチ。目一杯詰め込むことはせず余裕を持ったレイアウト。テレビはなし。狭くて設置できないのではなく、昔のブラウン管テレビでも設置できそうな広さがあってもあえて設置していないサウナは珍しい。温度計の表示は88℃だが、なぜか下段の高さに設置されているため上段は90℃超えてそう。低い天井、壁、床どれもしっかり熱せられていて場所による温度ムラも小さく、90℃そこそこなのになんでこんなに汗が出る?というくらい短時間で全身汗ぐっしょり。扉を閉める時に空気の抵抗を感じずにスムーズに閉まるのは換気の良さの証。輻射熱、換気、湿度のバランス、静かで落ち着いた空間など温度計では見えない部分に実力が秘められたサウナ。
水風呂だけは4人くらいしか入れない小さい浴槽。でも深さがあってたっぷりの水量と蛇口からオーバーフローまでの流れに身を任せてゆらゆら漂うのが気持ちいい。体感で20℃くらいの水温なので全身の血管が一気に収縮する快感は得られないが、市街地の施設にしては意外に柔らかく肌触りのいい水質のためかじっくり入ってじんわりと熱を取り去ることができる。
当日券平日 | 550円 |
当日券土日祝 | 650円 |
健康センターではなく健康増進施設。なにか堅苦しさを感じる冠名の通り、健康センターのような娯楽色は薄く、お年寄りを中心にした地元住民の健康増進をテーマにした施設。体育館などの運動用施設やいなべ市の名産を取り扱う売店、食堂では地元産のそばを使ったメニューがある。お風呂は南北2つの浴場が月毎に男女入れ替わる。違いはお風呂の形くらいで、サウナと水風呂はどちらも同じ。熱を感じてもヒリヒリしないボナサームサウナは女性にも喜ばれそう。なお、電車で来訪される際は西桑名駅の窓口で阿下喜温泉往復割引乗車券を購入するのがお得。往復のきっぷと阿下喜温泉の入浴料が含まれて1,200円。ただし、阿下喜まで行く電車は少ないので時刻表要確認。
定員は6人くらい入れそうだが実際は-1人で満員の小さなサウナ。混雑時はしばしば入室待ちが発生する。テレビはなく、目の前はすぐ壁。扉にしか窓がないためさらに狭く感じる。一見、2段あるように見えるベンチの下段は足置きで座るのは通常だと上段相当の高さ。狭いことはプラスに働いて、熱々ではないけれど足元と頭上からの熱に包まれるボナサームらしさは感じられる。適度な湿度もあるので88℃でもしっかり発汗できる。ただ、同じ場所に切れ目なく入れ替わりで座るためにマットが乾く暇がなく、場所によってはビチャビチャ。初回と最終のマット交換が3時間空くことに常連の間から不満の声が。
入浴料金 | 550円 |
サウナタイムの口コミを見て 気になっていたので来館 常連客の憩いの場と言っていいでしょう お客さんは少な目なので 静かなサウナ ぬるめの水風呂 薬湯の漢方が入った袋を 揉み倒す などなど、時間の許す限り ゆっくり出来る温浴施設です
テレビは消されていて、誰もテレビを点けるよう要求しないので普段から消されたままと思われる。照明も減らされているのはテレビと共に電気代削減のためだろうけれど、経営側の意図とは離れてほの暗く静かな居心地のいいサウナになっている。90℃弱の室温ながら程よい湿気で体感的にはもう数℃高く、みるみる肌の汗粒が大きくなっていく。
埋立地だから井戸水でなく水道水と思われる。オーバーフローはなし。元々の期待値が高くなかったからか、思ったよりよく冷えた。塩素臭はかなりある。汗流しのマナーはサンプル数が少なく判断できない。
日帰り温泉入浴大人 | 650円 |
元は厚生年金事業振興団が運営する福祉施設だったが民間に売却されて日帰り入浴施設付きのホテルとなった。ナガシマリゾートのホテルのような高級感はないけれど、背伸びしない良い意味で緩い従業員の対応が好印象。敷地内には48ホールのグラウンドゴルフや4面のテニスコートなどレクリエーション施設は充実している。休憩所の漫画は数は少ないけれどバランス良く人気作を揃えている印象。宿泊客は客室に持って行って読むこともできる。脱衣棚は大部分鍵がないので貴重品は専用ロッカーへ。あまり大きな物は入らないので日帰り入浴客は注意。浴室は一部古さも見えるけれど、町で45年ぶりの源泉掘削を行って従来一部に白湯を使っていた浴槽を全て温泉にしたり、サウナ室の板の張り替えなど手を入れている。浴場に給水器がなく、脱衣所の洗面台から飲み水が出るが、蛇口が下向きで固定されているためコップ持参推奨。
ドライサウナがマイルドセッティングなのでスチームサウナも熱いスチームで蒸されるとはいかない。扉を開けるとすぐ目の前も見えないくらい真っ白だが熱はあまり感じない。間欠的にスチームが噴出するが、一定時間ではないので温度でタイミングを取っているのだろうか。でも温度計の値は48℃でスチーム噴出前後で変化なし。スチームからわずかに鉄臭がするのは温泉の成分?
ドライサウナとスチームサウナのちょうど中間にあって、どちらのサウナからでも動線は良好。サウナも温泉もヒートショックによる事故を警戒しているのか熱さを控えめにしている一方で水風呂はなぜかしっかり冷える水温。サウナにじっくり入ってしっかり温まっていないと寒い(特にスチームサウナ)。冷たい水風呂は嬉しいけれどサウナとのバランスではもう1℃くらい高くてもいい。
大人入浴料 | 620円 |
リーズナブルに掛け流しの温泉に入れることに魅力を感じる施設。マイルドなサウナと水風呂はサウナー向けとは言い難いが、普通の親子が一緒に汗を流すのには最適だと思う。でも子供にとっては大人ばかりでぎゅうぎゅうのサウナに入るのはちょっと勇気が要りそう。市の中心地からは離れた閑静な場所にあって、外からの騒音はほとんど入ってこない。浴室や露天エリアからの眺望はきかないものの、裏山の森の深い緑が目に優しい。子供への対応に力を入れていて、露天には子供優先の温泉プールまである。
この地域のスーパー銭湯には珍しい対流式ストーブ。真上の反射板がかなり傾けられて取り付けられているのが印象的。マイルドなセッティングでじっくりじんわりと発汗するサウナ。長居する人が多く回転が悪いため、常時混雑している。狭いので詰めて座るマナーが定着しているがそれでも時間帯によっては満員で入れないことも。
吐水口に飲料可の表示があり、コップが2個置かれている。そのためか浴室内に給水機はない。おそらく汲み上げた井戸水を冷やさずそのまま使用していると思われる。特別に水質が優れているという感触はないが、肌触りの柔らかさが印象に残った。動線的には悪いのに掛け湯で汗流しをする人が一定数いたことも好感。子供優先の温泉プールがあるからか、水風呂をプールにする子はいなかった。
大人平日 | 500円 |
大人土日祝日特定日 | 600円 |
新しい施設だけあってサウナ、掛水、水風呂の動線や入浴設備全体の雰囲気作りは最近の考え方が取り入れられている印象。スーパー銭湯ブーム時代に通っていた施設とは隔世の感。
フリータイムコース一般料金大人 | 1,380円 |
銭湯コース60分 | 480円 |
銭湯コース90分 | 680円 |
銭湯コース120分 | 880円 |
家族連れが多く小さい子供もサウナ室に入ってくるので、まったりしたセッテイング。ガチなサウナー向けセッティングとは対極だが、時にはごく普通の人に囲まれてのサウナもいい。
温泉の成分を凝縮したミストは薬草とは違った独特の香り。床からの熱とミストで蒸し焼き。しかし室温は低く、汗を出すより温泉の成分を吸収するのが主目的?
JR、私鉄、地下鉄など三重県の各路線からサウナを検索できます