大人入浴料金 | 300円 |
南阿蘇村の久木野にある温浴施設。 久木野地区は白川水源のみならず、竹崎水源、池の川水源、寺坂水源、湧沢津水源など豊富な水源に恵まれているため、入店する前から期待が高まる。 サウナ室は10人ほどのスペースで95度設定で輻射熱が高いため強めの圧を感じるが、中湿セッティングのため心地良く発汗出来る。室内も綺麗であり、使用されている木材の香りも気持ちいい。サウナストーブはストーンストーブだったため、ロウリュ出来れば更にセッティングを活かせそうなサウナだ。ウレタン製のサウナマットは使い放題だが、布製のサウナマットが欲しい場合は受付に言えば渡してくれる。 水風呂は地下水の井戸水を汲み上げているため、チラー無しでも通年で16度程度のこと。パイプから止めどなく注がれている天然水に身を沈めると水質と水温が相まってパキャーン!という感覚が全身を駆け抜ける。白川水源、竹崎水源など阿蘇の名水の水風呂はズルいの一言。クオリティは湯らっくす以上だし、恐らく全国屈指だろう。 外気浴スペースはないものの、浴場からは阿蘇五岳がパノラマで望める。もし外気浴スペースがあれば、周りに街灯もないため夜には満点の星空が見渡せたりするのに…と思うが、サウナと水風呂のクオリティとコスパは十分なレベルだし、浴場から阿蘇五岳がパノラマビュー出来るだけで良しとしよう。 夜は辺りが真っ暗闇になるため、阿蘇五岳を見渡したい方は昼間での訪問をオススメする。 また、テレ朝系の人生の楽園というシニア世代のセカンドライフを扱う番組の舞台でよく久木野地区は取り上げられるため、移住者のコミュニティスペースになっているのも居心地が良い。移住の裏話を聞きながら入るサウナは格別な体験になるはずであろう。
大人入浴料 | 500円 |
夏目漱石の小説『草枕』の舞台となった玉名市天水町に佇む温浴施設。 サウナ室はTV無しの有線が流れる10名ほどのスペース。85度ほどだったが、調子が良ければ90度超えはいけそう。輻射熱は並みであり中湿の設定なので、キツくなくじっくりと入れる。水風呂は4人程度の広さで膝くらいの水深だが、汲み上げた地下水を常時オーバーフローさせてるため、浴槽から常に水が溢れている。チラーで17〜16度代まで冷やしているため、地下水ということもあり、温度以上に体感はキンキンに感じる。もしかしたら、湯らっくすレベルかそれ以上か?と感じるほどの水質と水温を兼ね備えている。 天水町の高台に位置するため、露天の外気浴スペースから有明海と島原湾、デコポン畑に玉名平野に広がる水田風景を見下ろせるのは風光明媚の一言。水風呂と外気浴は熊本でもトップクラスのクオリティ。あと10度サウナの温度を上げれば、もっと水風呂のポテンシャルを発揮出来るだろうが、外気浴の素晴らしさには感服するばかり。 熊本市の大福湯といい夏目漱石所縁の土地のには良い施設があることが判明した。
膝丈くらい水深で4名ほどの広さ。地下水汲み上げでオーバーフローも十分で常に水が溢れている。浴槽の上と中からオーバーフローしているため、体感温度はより低く感じられる。
入浴料 | 600円 |
国道3号線を熊本から宇土方面へと車を走らせると必ず目に飛び込んでくるでっかい太陽。以前は立ち寄りがたい雰囲気を醸し出していて、勝手に「玄人専用」のような印象を抱いており、なかなか足を踏み入れる勇気がなかった。しかし地元情報誌で紹介されているのを読み、意を決して行ってみる事に。入浴料600円を受付のマダムに支払おうとすると、「あれ?お風呂のみ?」と聞かれる。ここは風呂と休憩を取る人の方が多いのだろうか。タオルとバスタオルを受け取り脱衣場へ。最近はどこのサウナに行っても人が多くてリラックス出来ないことが多いのだが、裸になってガラガラと扉を開くと土曜の午後になんと先客一人。洗い場は3つしかなく(シャワーはノンストップのリッチタイプ)、シャンプー、リンス、固形石鹸(!)完備。熱風呂(ジャグジーあり)、水風呂(熱風呂の2倍の面積を誇る)、そしてサウナ室のみのシンプルスタイル。残念ながら外気浴スペースは無し。サウナ室は5~6人で満員の狭さであるが、なんせ今回5セット中4セットが独り占めのスーパーアイドルタイムだったので無問題。テレビもねぇ、時計もねぇ、あるのは演歌オンリーの有線ch。K点を超えそうで超えない96~98℃を常時キープし、数曲聴いたら汗ビッショリになるので扉(取っ手が熱い)を開けて広い水風呂へ。キンキンではないがぬるくもなく、気持ちの良い冷たさ。お尻を付けると耳に水が入る微妙な深さなので中腰となるが、足を伸ばして体を浮かせる「水中ベッド」スタイルがおススメ。外気浴代わりに水風呂の淵に腰掛け、素足を泉にひたすと外気浴と同じように「スーッ」とディープリラックス効果が得られる(※個人の感想です)。セットの途中で脱衣場から受付のマダムに「お冷って頂けるんですか?」と尋ねると、「氷入れる~?」と葛城ユキのような渋い声で中ジョッキに氷水をサービスで作って貰えるのも嬉しいではないか。
5~6人で満員の狭さであるが、たまたまなのか他に利用者がいなくて快適に汗をかくことが出来た。テレビや時計は無く、室内に流れる演歌専門の有線チャンネルに耳を傾けながらじっくり汗をかく。室内の温度計は96~98℃をキープしており、2~3曲も聴いたら汗ビッショリに。私は常に「マイサウナマット」を持ち込んで使用しているので施設内のは使っていないが、サウナマットも入口前にたっぷり置かれているので、自由に使ってもいいのかもしれない。
JR、私鉄、地下鉄など熊本県の各路線からサウナを検索できます