入浴料 | 600円 |
国道3号線を熊本から宇土方面へと車を走らせると必ず目に飛び込んでくるでっかい太陽。以前は立ち寄りがたい雰囲気を醸し出していて、勝手に「玄人専用」のような印象を抱いており、なかなか足を踏み入れる勇気がなかった。しかし地元情報誌で紹介されているのを読み、意を決して行ってみる事に。入浴料600円を受付のマダムに支払おうとすると、「あれ?お風呂のみ?」と聞かれる。ここは風呂と休憩を取る人の方が多いのだろうか。タオルとバスタオルを受け取り脱衣場へ。最近はどこのサウナに行っても人が多くてリラックス出来ないことが多いのだが、裸になってガラガラと扉を開くと土曜の午後になんと先客一人。洗い場は3つしかなく(シャワーはノンストップのリッチタイプ)、シャンプー、リンス、固形石鹸(!)完備。熱風呂(ジャグジーあり)、水風呂(熱風呂の2倍の面積を誇る)、そしてサウナ室のみのシンプルスタイル。残念ながら外気浴スペースは無し。サウナ室は5~6人で満員の狭さであるが、なんせ今回5セット中4セットが独り占めのスーパーアイドルタイムだったので無問題。テレビもねぇ、時計もねぇ、あるのは演歌オンリーの有線ch。K点を超えそうで超えない96~98℃を常時キープし、数曲聴いたら汗ビッショリになるので扉(取っ手が熱い)を開けて広い水風呂へ。キンキンではないがぬるくもなく、気持ちの良い冷たさ。お尻を付けると耳に水が入る微妙な深さなので中腰となるが、足を伸ばして体を浮かせる「水中ベッド」スタイルがおススメ。外気浴代わりに水風呂の淵に腰掛け、素足を泉にひたすと外気浴と同じように「スーッ」とディープリラックス効果が得られる(※個人の感想です)。セットの途中で脱衣場から受付のマダムに「お冷って頂けるんですか?」と尋ねると、「氷入れる~?」と葛城ユキのような渋い声で中ジョッキに氷水をサービスで作って貰えるのも嬉しいではないか。
5~6人で満員の狭さであるが、たまたまなのか他に利用者がいなくて快適に汗をかくことが出来た。テレビや時計は無く、室内に流れる演歌専門の有線チャンネルに耳を傾けながらじっくり汗をかく。室内の温度計は96~98℃をキープしており、2~3曲も聴いたら汗ビッショリに。私は常に「マイサウナマット」を持ち込んで使用しているので施設内のは使っていないが、サウナマットも入口前にたっぷり置かれているので、自由に使ってもいいのかもしれない。
大人 | 400円 |
入口にある吐合水源の湧水が流れているのを見て、否が応でも期待が高まる。調べると吐合水源は知る人ぞ知る名水のようだ。人吉球磨地方の球磨焼酎作りに地下水が活かされていることを知る人間には水源名だけでととのう。温泉の泉質は同じ人吉の湯の駅の方が好きだけど、しっとり系の温泉が気持ちいい。流石、人吉温泉郷。温まってからサウナへ。94度設定で低湿よりのセッティングが輻射熱、反射熱が凄く、4分もすればダラダラと汗が流れる。水風呂は給水口に飲料可能と書かれており、ダバダバと大量の水がオーバーフロー。膝丈ほどの深さの水風呂で、同じ球磨川水系の湯の駅とは違ってキュンと締まった水質。オーバーフローされているから余計に心地良く感じるし、低湿よりで圧のあるサウナと非常に相性が良い。多分20度ほどだろうけども、もっと低く感じる。このサウナ、水風呂は本当に気に入った。外気浴もあるし、近所なら通うサウナ。
大人立ち寄り湯 | 450円 |
温泉はトロトロ、ツルツル系でめちゃくちゃ良い。熱湯、ぬる湯と分かれているのも良い。サウナは出入り口の横にあり、砂時計のみ。小振りなオリンピアストーブがあり、壁は杉板か。新しい匂いも良い。窓からは日本三大急流の一つである球磨川が見える。なるほど、球磨川を見せるために出入り口近くにサウナを作ったようだ。浴場に降りる階段の上だから、真っ直ぐ球磨川が見えるのは良い。やや低湿よりのセッティング。ストーブのスイッチを入れたばかりのためか、75度くらいしか上がらず。しかし、ストーブ前にいれば汗はかけるし、熱湯から水風呂の交互浴で充分にととのう。水風呂は腰までの深さで20度ほど。球磨川水系だから水質は柔らかい。外気浴も眼前に球磨川が。最高のロケーションだ。もう少しサウナから水風呂の導線が良く、ガンガンにサウナが熱ければと思うが、サウナや外気浴から球磨川を望めるのは最高。サウナが本領発揮してる時にまた行きたい。また女性側はスチームサウナのようなので、女子サウナーのレポートにも期待。
大人一般入館料 | 500円 |
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