大人入浴料 | 400円 |
人気のキンミヤ焼酎と三重県を代表する清酒の一つ、宮の雪が造られている宮﨑本店からは徒歩5分の場所に位置し、同じ町内には宝酒造の工場もある。いい酒ができる場所はいい水がある土地と決まっている。その期待通りとても肌触りのいいお湯と水風呂。まろやかな感触のお湯で湯上がりの肌が滑らかになるのはもちろん、髪も艶々になったのにびっくり。他施設ではこんなことはなかった。もしかしてミストサウナで頭から浴びたミストの水質が良いから?建物はかなり古びているが、浴室だけでなく脱衣所も天井が高く、床や浴槽の意匠を凝らしたタイルなど昔ながらの銭湯らしい雰囲気を保っていて、壁に掛かっている液晶テレビに違和感を感じてしまうほど。
1列だけで4人くらいしか座れない小さなサウナ。市街地にある住吉湯とは見た目は違うがおそらくスチーム発生の仕組みは似通っていると思われる。約3分置きにスチーム発生タイムがあってその時はロウリュのように一気に体感温度が上昇する。湿度が高いため火傷しそうな熱さになるが10秒くらいで終わるので耐えられる。体感温度は住吉湯と同じくらいに感じるがこちらの方が狭いこともあって座る位置による温度ムラは小さく、熱さ的には不利な扉側でも十分熱い。鼻で吸い込むとミストが滑らかに感じるのはスチーム発生設備のファンの羽根でミストが細粒化されていることと水質の違いもありそう。
吐水口からは冷水だけが供給されていて、常温水の供給はない。お湯の浴槽では底面にある排水口が水風呂だけは水面にあるため、水面に浮かんだ汚れはすぐに流されてきれいな状態が保たれている。滑らかまろやかな感触のためか、体感的にはそこそこの冷たさにしか感じないがミストの熱はしっかりと取り去ってくれる。ミストサウナだけでなくお湯との交互浴を行う客が多いのも肌触りの良さからか。
大人入浴料金 | 400円 |
すぐ近くに三重県最強サウナの玉の湯があるからか、直接競合しないで別のアプローチで熱いサウナを提供しようと住吉湯の経営者が考えたのかはわからないが、結果的にドライサウナの玉の湯、スチームサウナの住吉湯とそれぞれ違った良さのサウナが楽しめるのは人口30万の地方都市にしては贅沢な環境。設備も雰囲気も近代的でレトロやノスタルジーなどとは無縁。さすがに繁華街近くに位置するだけあって2時間近くの滞在時間の間、客が絶えることはなかった。でもせっかく追加料金なしでサウナにも入れるのにあまりサウナに入る人がいないのはもったいない。
外の看板にはサウナと書いてあるけれど、ドライサウナではなくスチームサウナ。しかし扉の上には熱気浴の表示。室内は高温高湿の空気で満たされているが、ミストや湯気はほとんどない。そしてスチームサウナだと軽く見ていた意識を打ち砕く熱さ。スチーム発生部を覗き込んでみると熱せられたプレート状の部分にシャワーで水(湯?)を掛け続けて水蒸気となって立ち上っている。言い換えれば常時ロウリュが発生している状態。比較的似ているのはニューウイングのテルマーレでずっとロウリュしているようなものか。スチーム発生部に近いほど熱くて、1m以下まで近づくと10分入っていることもできなかった。熱さもだけど限界まで湿気を取り込んだ重い空気に包まれて息苦しい。汗と結露が一緒になってしまってどれくらいの汗が出ているのかはわからなかった。
お湯の浴槽とは完全に分断されていて、溢れたお湯が水風呂に流れ込んでくることはない。水温は体感で20℃くらい。頭を突き抜けていく感覚までは望めないけれど十分冷える。3人くらいしか入れない小さい水風呂だけどあまりサウナに入る人がいなかったからか、汚れや塩素臭は気にならなかった。
フリータイムコース一般料金大人 | 1,380円 |
銭湯コース60分 | 480円 |
銭湯コース90分 | 680円 |
銭湯コース120分 | 880円 |
家族連れが多く小さい子供もサウナ室に入ってくるので、まったりしたセッテイング。ガチなサウナー向けセッティングとは対極だが、時にはごく普通の人に囲まれてのサウナもいい。
温泉の成分を凝縮したミストは薬草とは違った独特の香り。床からの熱とミストで蒸し焼き。しかし室温は低く、汗を出すより温泉の成分を吸収するのが主目的?
JR、私鉄、地下鉄など三重県の各路線からサウナを検索できます